知っておきたい現在のAseanコスメ事情
- 2019/2/13
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- bragoku編集部
日本とAseanのコスメを使用する目的を比較
日本やAseanでは身だしなみのためにコスメを使用する女性が多いようです。ただ違う自分を演出するために楽しみながらコスメを使用する女性もたくさんいます。
しかし日本とAseanでは、メイクの際に重視するパーツが違います。以下でその違いを見ていきましょう。
★日本…ファンデーションで肌を作ることを重視
★Asean…ポイントメイク重視(特にリップメイク)
インテージ調べ(参照元https://www.intage.co.jp/gallery/asia-insight19/)によると、ファンデーションの使用率は1位が日本の80%と最も高いという結果が出ました。日本ではシミやそばかすを気にする人が多いためか、ファンデーションの使用率が高いです。
一方、ベトナムやタイなどのAseanでは、リップメイク製品の使用率が65~70%という結果が出ています。肌はナチュラルに仕上げてポイントメイクで自己表現をする女性が多いようです。
日本で最近流行しているコスメ
日本の10代の若い女性からは、韓国の若い女性のメイクが支持されています。眉毛を太くしてやや並行に描くのが特徴です。
また唇には落ちにくいティントリップを使い、唇の輪郭がぼやけるようにして塗ります。
20~40代の女性のコスメの流行は目まぐるしく変わりますが、最近は赤やボルドーカラーの人気が続いています。口紅やアイシャドウなどでこれらの色を使えば、エレガントな印象になります。
また最近は艶肌を重視する傾向にあるため、水分量の多いファンデーションが人気です。
Aseanではこんなメイクが主流
Aseanではファンデーションの使用頻度は低いですが、コントロールカラーやフェイスパウダーなどを使って肌を作ります。
仕事に行くときやデートのときなどは、眉毛や口紅を重視してメイクをする女性が多いです。眉毛は太目で、眉山が少し上がるようにするのが一般的。口紅の色はシーンによって様々ですが、唇の形や色がハッキリわかるクレヨンタイプの口紅が人気です。
自宅にいるときなどは、リップだけでナチュラルに仕上げる傾向にあります。
日本の女性がコスメを買うときに重視する点は?
日本には価格がリーズナブルなコスメもたくさんあります。安いだけでなく品質も安定していて、粗悪なものはほとんどありません。
ですから大人の女性も、特にブランドは気にせずにリーズナブルなコスメを購入していることがほとんど。例えばアイシャドウやマスカラ、リップなどは流行があるため大体安価なコスメを購入して流行のメイクを楽しんでいます。
Aseanの女性たちも品質は大切だと思っているようですが、日本の女性ほど価格は気にしていません。それよりも知名度の高いブランドのコスメを購入する人が多い傾向にあります。知名度の高いブランドは品質も安心できるため、例え高額でも購入するケースが多いのです。
コスメを購入する場所も日本とAseanでは違う
インテージ調べ(参照元https://www.intage.co.jp/gallery/asia-insight19/)によると、日本はドラッグストアで購入する人が多いのに対し、ジャカルタ(インドネシア)、バンコク(タイ)、ホーチミン(ベトナム)は、スーパーで購入すると人が多いという結果が出ています。
日本のドラッグストアでは、色々なコスメがリーズナブルな価格で販売されています。ですからドラッグストアでコスメを購入する女性はとても多いです。
かつてはデパートのコスメコーナーで購入するのが一般的でしたが、高額なコスメが多いため今は特別なコスメを購入するときに使用する人がほとんどでしょう。
一方Aseanではスーパーマーケットでコスメを購入する方が多いです。
世界中でオンラインショッピングが盛んになってきましたが、それでもコスメはオンラインショッピングで購入する人はあまりいません。それは日本も同様です。
やはりコスメを購入するときは、色や使用感を実際に自分の目で確かめたいという気持ちがあるのでしょう。
日本ではAseanの女性たちのメイクにあまり馴染みがありませんが、コスメ事情を見ると少し親近感が湧くのではないでしょうか?日本では韓国のコスメが注目されることが多いですが、これからはAseanのコスメ事情も注目です。