べネフィットの重要性から知る商品の魅力を伝える商品説明の書き方
- 2020/1/15
- 伝える
どんなに魅力的な商品や情報であっても、紹介方法によって売上が伸びないこともあります。特にネット販売を行っている場合、実物を手にできないため商品説明で魅力がきちんと伝わらないと売上が伸びません。ここでは売れる商品説明の書き方の秘訣をお伝えします。
魅力的な商品説明のコツとは？
売上を伸ばしたいと思っているとき、失敗しがちな商品説明の代表例は一方的な解説です。
消費者のことを考えずに説明をしてしまうと、商品の魅力は届きません。商品に魅力を感じなければ購入には至らず、売上が伸びることもありません。
ユーザーにこの商品は魅力的であると感じてもらえるような秘訣を5つ解説します。
商品説明を魅力的なものにする5つの秘訣
商品説明が魅力的なものになるためには、ユーザー視線を忘れないことが大切です。
①6W2Hを確実に伝える
文章を書く時に5W1Hが抜けていると、必要な情報が欠けた内容になるため、読む方が理解しにくくなります。
5W1Hとは、英語の頭文字を集めた文章の基本である「When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、Why(なぜ)、What(何を)、How(どのように)」という内容です。読み手が理解するためには、この5W1Hは絶対に欠かせません。
しかし商品を魅力的に伝えるためには、上記の5W1Hに加えて、Whom（誰に）How much（いくら）を加えた6W2Hが必要になります。
それでは具体的に6W2Hを見てみましょう。
例えば、「焦げ付かない高級フライパン」という商品を発売するとします。その際、魅力的に説明するためには、最低でも以下のような6W2Hの情報を詳細に説明しなければなりません。
- When(いつ)： 2020年1月30日
- Where(どこで) ：フランス・パリ
- Who(誰が) ：調理器具の老舗ブランド
- What(何を) ：フライパン
- Why(なぜ)： フライパンの焦付きへの不満を解決するため
- How(どのように) ：焦付きを少なくでき、料理を作る手間を減らし、味を向上させることができる
- Whom（誰に）：食事を作るときに焦付きが起きて困っている方や長期間安定して使える良いフライパンを探している方
- How much（いくら）：24,000円
②ユーザーが理解しやすいように専門用語を使用しない
どのような商品にも決め手となるような技術が使われているため、専門用語を入れることで商品説明に重みが出ると思われる方もいるかもしれません。
しかし、専門用語をそのまま使うとユーザーが理解できず、魅力的な文章とはなりません。専門知識がある販売側の立場で解説しようとすると文章が硬く難しいものになりがちです。必ず初めて読むユーザーでも理解できるかチェックしましょう。
③メリットに加えてデメリットを紹介する
販売側の視点で商品説明をすると、商品の良い点をたくさん紹介したくなるため、メリットのみの説明になりがちです。確かにメリットを分かりやすく説明することは重要ですが、ユーザーはデメリットについても知りたいと思っているものです。
またデメリットの説明がないと、商品販売というイメージが強くなり、警戒心を抱くようになることもあります。
デメリットについて説明すると、商品が売れないのではないかと心配になるかもしれません。しかし、デメリットと一緒に解決方法を記載することで、ユーザーに使用している姿をイメージさせることもでき、逆に購買意欲は高まります。
先ほどのフライパンで言えば、高額であることがデメリットですが、同時に耐久性や保証期間の長さを説明することで、デメリットはメリットへと変化するでしょう。
④読みやすさを意識する
どんなに良い説明であっても、最後まで読んでもらえなければ商品の魅力が伝わりません。
文字だけの羅列になると、ユーザーは読んでいて疲れを感じてしまうものです。ですから商品説明をする場合、箇条書きや強調のためのマーカーを入れるなど、メリハリを付けることも大切です。
さらに他の商品と対比するときに表を入れることで、より商品説明が分かりやすくなり、ユーザーがサイトから離脱してしまうのを防げるようになるでしょう。
これも販売側の視点で説明をしていると気づきにくい部分なので、強く意識するようにしなければなりません。また読みやすさには、漢字とひらがなのバランスも重要になってきます。画数の多い漢字が並ぶと圧迫感を受け、読みにくいという印象になるため、適度にひらがなを含める方が印象は良くなります。
⑤ユーザーに商品利用時の姿をイメージさせる
販売側が紹介する商品を実際にモニターなどに使用してもらい、使った感触や感想などを商品説明に含めていくと、ユーザーが実際に使った姿を想像しやすくなるでしょう。
ここではフライパンの例で具体的に紹介します。
「1時間かけてチャーハンや回鍋肉などの炒めものに使ってみましたが、フライパンは○gと思ったよりも重くなかったので疲れませんでした。」
このような文章を入れることで、実際の使用感を伝えることができ、手に取れない不安も解消していくことができるでしょう。
まとめ
このように商品を魅力的に伝えるためには、最低でも今回ご紹介した5つのポイントをしっかりおさえておく必要があるでしょう。
最も重要なことは、ユーザー目線を忘れないことです。販売側の視点に立った説明は商品販売の目的が強くなってしまうため、ユーザーのメリットが伝わりにくい文章になります。
読んでいる最中に離脱されないためには、ユーザー目線を意識した分かりやすさやコンテンツ全体の見た目も注意しましょう。
