運用する上でのポイント
低予算で始められるFacebook広告ですが、闇雲に始めてもなかなか効果は出ません。そこで、運用する上でのポイントをお伝えします。
1.広告っぽさを与えない
Facebook広告では広告っぽさを与えないように気をつけてください。Facebookユーザーの中には、ネットを回遊するように使っている人は少ないと言えます。Facebookの目的は、特定のユーザー同士でコミュニケーションを楽しむところにあるからです。
目的が明確なので、ターゲットを絞ることが容易ですが、一方でコミュニケーションの邪魔になるような広告には、他のネット系広告より拒否反応が多いと言えます。
押し付けられたと思えるような広告は逆効果になるので、表現についてはよく検討する必要があります。
2.ターゲットを絞る
Facebook広告のメリットである、的確なターゲットを絞っての配信は積極的に行いましょう。Facebookに参加しているユーザーは事前に正確なユーザー属性を登録していますから、趣味、興味、関心事などのポイントを絞って配信設定ができます。そのユーザーにとって必要な情報に合った画像であれば、広告であると分かっていても良い反応を得られる確率は格段に上がります。
このようにターゲットを絞ってアプローチすることで、より広告の効果を上げることができるのです。
3.効果が出ないときの改善のコツ
Facebook広告は有効なアドシステムではありますが、使い始めたばかりの頃は思ったほどの効果を得られないかもしれません。
その場合はデータ分析を行ったり、使っていない機能を試したりしてみましょう。
例えばカスタムオーディエンスを活用する方法です。Facebookのユーザー情報と自社のユーザー情報を紐づけることで、既存客やリピーターを掘り起こすことが可能です。
またコンバージョントラッキングを使って、広告をクリックしたユーザーの動線を確認することも大切です。
CPA(コンバージョンに対しての費用)も重要なデータです。CPAが予想より高い場合は、戦略を見直す必要があるかもしれません。
このように各種データから得られるユーザーの動向は、大変参考になる情報です。成果が出ていても出てなくても、データの綿密な検証は必要です。成功している要因や、失敗している要因を明確にしつつ、広告戦略に活用してください。