例えば、グループでトーン&マナーを考えるとき、担当ごとに色が違ったりフォントが違えうと雰囲気がバラバラになってしまいます。広告は明るい雰囲気なのに、ウェブサイトはダークカラーをメインにしてしまうと、お客さんも会社内でも世界観を伝えるのに戸惑いが生じます。それではブランディングがバラバラになってしまうので、全体で共有しながら構築していくことが大切です。
そのためにも先ほど説明したようにターゲットの設定や、アイデンティティーの確立を事前にしっかり明確にしておく必要があります。
またトーン&マナーを構築し揃えることで、社内に共通のマインドを持たせることができます。同じ考えを持つことで商品に対する愛着が持てたり、営業を行う上で説明に一貫性や共通性が生まれていきます。会社の中でも良い循環が起きるので、トーン&マナーを構築する利点はさまざまあると言えます。
ただ単に見栄えの良いデザインを考える、表面的なデザインを構築するのでは意味がありません。一つひとつ戦略を建てながらトーン&マナーを構築すれば、成功した時そのブランドはマーケットにおいて有益な効果を生むブランドになります。
ブランドのらしさや世界観をデザインでうまく表現できるポイントをしっかり押さえておきましょう。