![](https://i2.wp.com/bragoku.jp/wp-content/uploads/2019/05/0508_column_yamaguchi_1330_660.jpg?fit=1024%2C508&ssl=1)
誰でも一度は、人へ何かを伝える場面で、
「なんで分からない。なんで行動してくれないんだ」と思い、
イライラした経験があるのではないでしょうか。
今回は「伝える」に関して書こうと思います。
第1回でも、「伝えたいことを、伝えたい人に、確実に伝える」
というタイトルで「伝える」について書きましたが、
今回は、私が普段ブランドや商品などの魅力や特徴を「伝える」際だけでなく、
社内外問わず人に何かを伝える上で意識している
『人を動かす伝え方』7つのポイントをご紹介します。
![](https://i2.wp.com/bragoku.jp/wp-content/uploads/2019/05/shutterstock_627628097_190507.jpg?fit=1382%2C922&ssl=1)
ご紹介と偉そうに書きましたが、
この『人を動かす伝え方』7つのポイントは、
私が発見、まとめたものではありません。
約7年前に広告代理店から転職する際に、
改めて広告、宣伝、グラフィックデザインに関する本や記事を読み漁り、
メモしたものの一つです。
- 「相手が行動するまで」が話し手の責任範囲
- 丁寧すぎると混乱させる
- 「逆」でそそる
- 論よりエピソード
- 消去法で答えない
- 数字を言い切る
- 目の前で書いて説明する
1.「相手が行動するまで」が話し手の責任範囲
聞き手を行動してもらえるところへいかに導くかが、話し手の責任範囲です。
これは聞き手の問題ではなく、話し手側の問題です。
「なんで納得しないんだ」「なんで行動してくれないんだ」と、
話し手が文句を言ってはいけないのです。
以前職場で、「ちゃんと回覧したのに!!なんでミスするの!」と言っている
人がいましたが、そんなに大事なことなら「回覧した」で済ませるのも問題。
「伝える」と「伝わる」は別なのです。
2.丁寧すぎると混乱させる
![](https://i2.wp.com/bragoku.jp/wp-content/uploads/2019/05/shutterstock_540390202_190507.jpg?fit=1080%2C840&ssl=1)
一生懸命な人、優しい人ほど余計な情報を盛り込みすぎて、
結果として冷たいことをしているのです。
たとえば道を教えるのも「ローソンの角を曲がる」とだけ言えばOKです。
丁寧な人は「ファミリーマートがあるけど、ファミリーマートの角を曲がっちゃダメだよ」
などと言います。人間の脳は単語が記憶に残ります。
「ファミリーマートを曲がっちゃダメ」の「ダメ」が消えて、
「ファミリーマート」だけが残るのです。
3. 「逆」でそそる
広告で、TVでは言い切れないことはアドレスを教えて「検索」と出しているものがあります。
しかし今は当たり前になったので検索しなくなってしまいました。
そこで、この裏をかいた「検索するな」というコマーシャルが出ました。
それは逆にたくさん検索されています。
これは、「この穴のぞくべからず」と言われたときの人間の心理と同じなのです。
4. 論よりエピソード
「こうあるべき」とか「君はこういうところがダメ」と言うよりも、
ストーリーを語るほうが楽しいのです。
論を語ると演説になります。オヤジが説教するのは物語がないからなのです。
聞いて欲しければ、分かって欲しければ、行動して欲しければ、
ストーリーを語ることを意識しましょう。
5.消去法で答えない
「お昼がイタリアンだったので中華」と答えられるのもイヤです。これは消去法です。
「AとBとCでどれがいいですか」と聞かれた時に「Aはちょっとあれなんだよね。
Bという気分でもないんだよね。じゃあC」と答える人がいます。
3つの中から企画を選ぶ時、こういった消去法の選び方は、選ばれたほうも、嬉しくありません。
かといって、「どれでもいい」では、「どれもイマイチ」と言っているのと同じなのです。
食事くらいは良いような気もしますが、それでも「お昼がイタリアンだったので中華」と言うより「中華が食べたい!」と言ったほうが相手も気持ちが良いでしょう。
6.数字を言い切る
「大切なコツが7つあります」と言うと、相手にバシッと伝わります。
「7、8個あります」と言った時点で、聞き手は「あまりたいした話じゃないな」と思います。厳密に分からないときは、あいまいに言いがちです。
7つか8つか分かりにくいときに「7、8個」と言うのです。
言い切ることの強さと、言い切らないことの弱さがあるのです。
7.目の前で書いて説明する
![](https://i0.wp.com/bragoku.jp/wp-content/uploads/2019/05/shutterstock_585722603_190507.jpg?fit=1244%2C829&ssl=1)
ロジック的にやや怪しいことを強引に丸め込むには、目の前で書くのが一番です。
ネットワークビジネスで勧誘をする人は、聞き手の目の前でホワイトボードに書いていきます。
事前に作られたパンフレットを広げても、伝わらないのです。
友達との会話でも、書きながら話すと話が伝わることがあります。
何の意味もない落書きでも、目の前で書きながら話すと納得されます。
きれいに書かれたものが用意されていると、かえって伝わらないのです。
以上の7つが『人を動かす伝え方』のポイントですが、いかがでしょうか。
どの本だったか調べようと思いましたが、、、
現在、amazonでは同じような「伝える」をテーマにした本がたくさんあり断念しました。
ブランドや商品の魅力や情報を伝えるテクニックに関しては、
当サイトの「伝える」のコンテンツでご紹介していますが、
どんな媒体やツールにおいても重要なのは、
「伝えた」ではなく「伝わった」かどうかだと思います。
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