海外への発送方法はどれが最適?各種国際便の特徴と配送方法
- 2019/8/28
- 売る
- bragoku編集部
荷物を海外へ発送する方法はいくつかありますが、普段送り慣れていないと、いざ利用する際にどれを使っていいかわからず悩むものです。
方法によって輸送スピードや送料も大きく異なるため、賢く利用するには事前に調べておく必要があります。
各種国際便の特徴や配送方法についてまとめました。
海外発送の種類について
海外への発送を行う場合、その種類は大きく分けて航空便と船便の2つです。一般的に航空便は早く届けられる分コストが高く、船便は時間がかかる分コストが安いという特徴があります。
海を越えての輸送となるため当然国内便よりは時間がかかりますが、昨今は最短で翌営業日に到着する便もあり、国際便においてもスピード化が進んでいます。
コストや目的に応じた利用ができれば送り先の相手にも喜んでもらえるでしょう。
海外発送に対応している主な業者
荷物を海外へ発送する国際便に対応している代表的な業者は次のとおりです。
★基本税率
★日本郵便
★FedEx
★DHL
★UPS
★ヤマト運輸
★佐川急便
いずれの業者も用途に合わせた様々なサービスを展開しています。それぞれの発送方法について順番にご紹介します。
日本郵便
日本郵便では次の4種類の方法で海外発送を行うことができます。
★EMS(国際スピード郵便)
★航空便
★エコノミー航空(SAL)便
★船便
国際郵便の中で最優先に取り扱われるEMSは、スピード郵便という名のとおり通常2~4日という早さで荷物が届きます。万一に備えた損賠賠償制度や追跡サービスも利用できるため、ビジネス利用の海外発送方法としても適しています。
EMSよりは若干時間がかかりますが航空便も3~6日で届けることができます。
エコノミー航空(SAL)便は航空便と船便を組み合わせた発送方法です。国内は船便扱いで輸送されるため若干日数はかかりますが、比較的安価に荷物を送ることができます。
船便は到着まで1~3ヵ月とかなりの日数を要しますが、もっとも低コストな方法です。
FedEx
FedEx(フェデックス)の運送サービスは、220以上の国や地域で広く利用されています。
スピード重視のプライオリティサービスと、コスト重視のエコノミーサービスから最適な方法が選べます。
プライオリティサービスは次の4種類。
★フェデックス・インターナショナル・ファースト(IF)
★フェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP)
★フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・フレイト(IPF)
★フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・ダイレクトディストリビューション(IPD)
フェデックス・インターナショナル・ファースト(IF)はドア・ツー・ドアで時間厳守、1~3日という早さで届けられる方法です。
主にアジアおよび米国向けであるフェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP)も2営業日以降で配達されるサービスです。
より安価に利用できるエコノミーサービスが次の2種類です。
★フェデックス・インターナショナル・エコノミー(IE)
★フェデックス・インターナショナル・エコノミー・フレイト(IEF)
エコノミーといっても通常2~5営業日で配達されるため、プライオリティサービスと比べてもそれほど遜色はありません。よほど緊急でない限り、ほぼ事足りるレベルでしょう。
DHL
航空便を主体とするドイツの国際輸送物流会社DHLでは、スピード重視のサービスを展開しています。
★DHL SAME DAY ジェットライン
★DHL エクスプレス9:00
★DHL エクスプレス10:30
★DHL エクスプレス12:00
★DHL エクスプレスワールドワイド
★DHL エクスプレスエンベロープ
★DHL EXPRESS ジャンボボックス
★DHL EXPRESS EASY
★DHL グローバルメールビジネス
当日に利用可能な最も早い便による緊急輸送から、決められた時間までに輸送する時間サービスなど、充実のラインナップが特徴です。
中でも梱包資材を無料で提供してくれるDHL EXPRESS EASYは、手軽に利用できて人気の高いサービスです。
UPS
UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)はアメリカの貨物運送会社です。その規模はFedExやDHLと並んで世界最大クラスで、1日に1,400万個を超える荷物を取り扱っています。
主なサービスは次のとおりです。
国際輸送サービス
★UPSワールドワイド・エクスプレス・プラス
★ワールドワイド・エクスプレス
★UPSワールドワイド・エクスプレス・フレート
★UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー
★UPSワールドワイド・エクスペダイテッド
フレートサービス
★UPSエアフレート・プレミアム・ダイレクト
★UPSエアフレート・ダイレクト
★UPSエアフレート・コンソリデイテッド
いずれも到着までは最短で1~3営業日、もしくは3~5営業日となっており、時間指定や日付指定、各種通知サービスなど多彩なオプションが選択可能です。
ヤマト運輸
ヤマト運輸も海外事業会社やその他協力会社との連携を行い、全世界で200を超える国と地域にドア・ツー・ドア輸送を行う国際便サービスを提供しています。
料金体系は届け先の場所によって分けられた4つのゾーンと荷物のサイズによって決まる仕組みになっています。
依頼主もしくは届け先のいずれかが個人利用の場合、国によって取り扱いできない場合があるため注意が必要です。
佐川急便
飛脚国際宅配便は佐川急便が行っている国際便サービスで、世界220以上の国や地域を対象に展開されています。料金は8地帯に分けられたエリアと0.5kg刻みに区分された重量によって決まります。
1梱包の3辺合計が260cm以内で重量50kg以内、複数小口の場合は総重量500kg以内という制約があるため、この範囲を超える場合は他社のサービスを利用する必要があります。
目的に応じたサービスの選択を
国際便に対応している業者はここで紹介した以外にもあります。それぞれの詳細を確認したうえで、最適なサービスを選択しましょう。
海外企業の国際便は国内に比べ割高なものが多くなっていますが、スピードやオプション面などサービスの質が料金に見合うと判断できれば利用する価値があります。
とにかく早く送りたい場合はFedExやUPSの急行便、2㎏までの小型荷物を安く送りたい場合は日本郵便のEMSサービスの一つである国際eパケットライトというように、目的に合ったサービスを選択することが大切です。
まとめ
海外へ荷物を発送する国際便には主に航空便と船便の2種類があり、スピードでは航空便、コスト面では船便に軍配が上がります。
国際便のサービスを提供している会社は国内外にいくつかありますが、今回紹介した業者を中心に検討するとよいでしょう。FedExやUPSといった海外企業のサービスは送料がいくらか割高になりますが、コストに見合った質の高い対応が受けられます。
発送できる荷物のサイズや発送先などはそれぞれに異なるため、目的に合わせた利用を心がけましょう。