ネットショップ運営で押さえておきたい
「受注連絡メール」「発送連絡メール」のポイント
ネットショップを運営している人にとって、
受注を確認したら「受注連絡メール(サンクスメール)」を送る、商品を発送したら「発送連絡メール」を送る―
この「メールを送る」という作業は、単調なルーティンワークと捉えがちな点ですが、これらのメールは店舗と購入者を繋げる「接点」であり、顧客体験に繋がる重要なポイントです。
購入者にとって、「いつ届くのか」、「ちゃんと購入できているのか」、「購入時に伝えた要望は届いているのか」という点は、ネットショッピングを利用する上で気になるポイントです。
ネットショップを利用する上での不安感を払拭し、安心感を与えるために、「受注連絡メール」、「発送完了メール」は欠かさずに送りましょう。
そこで今回は、「受注連絡メール」、「発送連絡メール」について、押さえておきたいポイントについて解説します。
件名はわかりやすく&差出人もしっかり設定!
メールが届いたときに、件名をひと目見ただけで購入に関するメールと分かる必要があります。そのため押さえるべきポイントは下記の2つです。
・何に関するメールなのか
・ショップ名
とてもシンプルですが、この2つは欠かせない要素です。また、件名に購入者の名前を挿入することで、安心感を与えることが出来ます。
ショップ名に関しては、楽天市場やヤフーショッピングなど、ECモール店舗の場合は、「楽天店」や「ヤフー店」などと付け加えたほうが好ましいです。仮にユーザーがショップ名までは正確に覚えていなかったとしても、楽天市場、ヤフーショッピングなど購入した「モール」については覚えているためです。
▼受注連絡メールの例
件名:〇〇様 ご注文ありがとうございます【ブラゴクショップ ヤフー店】
件名:ご注文を承りました【ブラゴクショップ 本店】
▼発送連絡メールの例
件名:商品発送のご案内【ブラゴクショップ 楽天市場店】
メールの開封にあたり、件名と並んで大切なのが「差出人名」です。未設定のままで、メールアドレスのみが表示されていると不審を招きます。きちんと「ショップ名」を設定しておきましょう。
本文に絶対盛り込むべきポイント
受注連絡メール、発送連絡メールに共通して必要な内容は下記のとおりです。
・注文者氏名
・ショップ名(フレンドリーな店舗であれば、担当者名もプラス)
・注文情報
購入日時、購入者名、支払い方法、配送方法、日時指定の有無、注文備考、
送付先情報、購入内容、送料、ポイント/クーポン値引き、支払額合計
・ショップ連絡先
贈答品を扱うショップであるならば、「のし」の内容やラッピングの種類も分かるようにしておくべきです。なぜなら、贈答品の場合、購入者は贈答先に失礼のないように…という点を気にするからです。
のしの有無や、種類、表書きの指定を間違えていないか、ラッピングをきちんと選んでいるかを、気にして改めてショップへ問い合わせてくる購入者も度々います。
その点、受注連絡メールに記載してあれば、お問い合わせも減らすことが出来るので、業務効率化の観点からいっても、記載したほうがベターでしょう。
なお、発送連絡メールの場合は上記にプラスして、下記の内容を必ず盛り込みましょう。
・出荷日
・到着予定日
・配送業者
・追跡番号
「いつ届くのか」は、購入者が一番気にするポイントでもあります。
宅配便など、追跡番号が付与される配送方法の場合は、配送業者名と追跡番号、また、可能であれば、配送状況が追跡出来るURLも併せて記載してあると、購入者にとって便利です。
以下に、受注連絡メールのサンプルと、発送連絡メールのサンプルを掲載しますので、参考にしてください。