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世界初の台風でも発電可能な風力発電機を開発するチャレナジー、総額約6億円の資金調達と事業連携により2020年量産販売に向け加速。

2019-7-23

次世代風力発電機「垂直軸型マグナス式風力発電機」を開発する株式会社チャレナジー(本社:東京都墨田区、代表取締役:清水敦史、以下「当社」)は、既に2019年4月にプレスリリース*1で公表済みの約5億円の資金調達と合わせて、2019年7月に今回ラウンドで総額約6億円の資金調達を完了しました。また、今回ラウンドにおいて、事業会社との連携を強化していきます。


<資金調達の目的>
今回ラウンドの資金調達により、現在、沖縄県石垣島で実証実験中である定格出力10kW機の改良、フィリピンで予定されている量産機の建設、2020年の量産販売開始に向けたサプライチェーンの構築などを進めてまいります。

<当社について>
2011年に起きた東日本大震災とそれに起因した福島の原発事故がきっかけで、代表取締役の清水が「我々の世代は次の世代に持続可能な社会への道筋を示す責務がある」という決意から始まったベンチャーです。日本には1900GWもの風力発電のポテンシャルがあると言われているが、現状では3GW程度しか利用されていません。普及が進まない理由の一つとして、日本のような気象環境に合った風力発電機がないことがあげられます。夏には台風が通過し、冬には北西の季節風が強く吹く日本はさらに島嶼部性が高いことにより乱流が起きやすく、偏西風の影響により風向風速が一定なヨーロッパで生まれた既存のプロペラ式風力発電機には過酷な環境と言われています。当社は垂直軸×マグナス力の組み合わせによって、厳しい気象環境にも耐えられる風力発電機を開発しています。

<垂直軸型マグナス式風力発電機について>
プロペラのかわりに自転する円筒に発生するマグナス力を利用することで強風に対応でき、垂直軸にすることで全方向の風に対応できるため、突然の強風や風向の変化でも暴走せずに安定的な発電を可能とする次世代の風力発電機です。
地理的、気候的条件によりこれまでディーゼル発電機に頼らざるを得なかった地域へ、低価格の再生可能エネルギーを提供することができます。また、プロペラ風力発電機の課題である騒音やバードストライクも少なく、周辺環境への影響が少ないのが特徴です。

<本ラウンドの出資者>
  • リアルテックファンド(本社:東京都港区、代表:永田 暁彦)
  • 三井住友海上キャピタル株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:石上 壽一)
  • THK株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:寺町彰博)*1
  • 第一生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:稲垣精二)*1
  • 小橋工業株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小橋正次郎)*1
  • スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉英一)*1

<事業連携>
  • THK株式会社:風車の中心部を担う軸受の製造に加え、量産体制の構築に向けた製造方法やコストダウンの検討を更に加速*1
  • スカパーJSAT株式会社:衛星通信との組み合わせにより災害時でも電力と通信を継続使用できる防災システムとして国内外で共同での販路拡大*1
  • 第一生命保険株式会社:同社物件への量産機の導入も共同で検討*1
  • 日鉄エンジニアリング株式会社:設計・調達・施工などのエンジニアリングを担当し、共同で商業化に向けたコストダウン等を検討*2
*1 2019年4月26日リリース: https://challenergy.com/news/cat7/00327.html
*2 2019年5月30日リリース: https://challenergy.com/news//00329.html

<人材募集>
現在、当社は2020年の量産化に向けて人材を募集しています。詳細は下記リンクをご参照ください。
https://challenergy.com/recruit/

<お問い合わせ>
株式会社チャレナジー(広報)  contact@challenergy.com

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