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ご当地コスメの強みとは?

47都道府県日本の各所に存在する「ご当地コスメ」。その土地で取れた成分や、その土地ならではの技術で作るといった特徴を持っているのが、ご当地コスメです。今回は、ご当地コスメの魅力について紹介していきます。

ご当地コスメ開発の魅力

ご当地コスメの最大の強みは「他ブランドとの差別化を図れる」という点です。
例えば、「ご当地」を謳うにあたって、その土地の特産品を用いたり、その土地ならではの伝統的な技術でしか作れなかったりと、限定的な要素を持つコスメとしてブランディング出来るので、工場で大量生産されているブランドに比べると、売り込み方や販売方法の差別化を期待できます。

全国の市町村で導入されている“ゆるキャラ”のように、「その土地にしかない」「地域限定」というイメージを生み出せるので、限定感のある特別なものとして消費者の購入心理に大きく影響します。
どのようなジャンルにおいても製品の差別化は課題となりますが、ご当地コスメの場合はその性質上、差別化ができているといっても良いでしょう。
グルメやファッションのように、コスメというジャンルにおいても、地域ならではといった“限定品”としてブランディングができるのは、大きな武器となります。

ご当地コスメを購入する顧客の心理

ご当地コスメの持つ、”ご当地ならでは”という限定感。
この限定感は、消費者の購買心理にも大きく作用します。「希少性の原理」という言葉をご存知でしょうか。
例えば「日本で100個のみ限定販売、先着100名様限り」という触れ込みで販売されている商品があった場合、「このタイミングを逃すと購入できない。買わないと」といった気持ちになりませんか。
このように、入手できる個数や時期、ルートが限定されていたりする希少なものに対して、欲しいと思う気持ちになることを「希少性の原理」といいます。
また、同様の心理で「スノッブ効果」と呼ばれる現象もあります。こちらは、端的にいうと「他人とは異なるものがほしい」という心理で、簡単に入手できない、他者とは違うものを持ちたいという心理です。
その土地でしか買えなかったり、全国区のものと比べると一般には知られていないといった点で、ご当地コスメは購買心理の働きを受けやすい点があります。これはご当地コスメならではのメリットです。

ご当地コスメの事例

では実際にご当地コスメにどういったものがあるのか、いくつか例を挙げてみます

トリコイスト / 岩手県

岩手県の養鶏会社が作るコスメ。養鶏するブランド鶏「南部どり」から抽出したコラーゲンを使用したスキンケア用品です。当地の養鶏会社が育てている鶏を原料にコスメを作成しているという点で「ご当地コスメ」と言えるでしょう。

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オリーブマノン / 岡山県

岡山でオリーブ農園を営む会社がつくる、自社で栽培したオリーブを用いたコスメです。第一号商品である「オリーブマノンバージンオイル<化粧用油」は1949年発売と、歴史もあります。昔からのご当地コスメとして地域に根づいており、長年に渡って地元で愛されているご当地コスメです。

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CHAYA cosme / 石川県

石川県金沢市にある観光スポットの「ひがし茶屋街」。こちらをイメージして作られた「CHAYA cosme」ですが、こちらを手がけるのは地元名産の「金箔」の生産を行うメーカー。そのため、製品の中にも金箔が配合されています。ネーミングだけでなく、パッケージデザインにも、茶屋街らしい和風のテイストが取り入れられています。

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まとめ

ご当地コスメは、その土地ならではの成分や技術で作られるため、各土地ならではの「限定感」と「特別感」を持っています。そのため、地域の特色をうまく活かせばブランディングがしやすく、差別化が図りやすいメリットがあります。また、その特性から話題になりやすく、アピールがしやすい面もあるので、これらのメリットを活かすべくご当地コスメを開発してみてはいかがでしょうか。

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