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化粧品と医薬部外品の違いを徹底追及

スキンケア用品や衛生用品のパッケージに、医薬部外品という表示があるのを良くみかけませんか?
でもこの医薬部外品という言葉、そもそもどんな品を指しているのでしょうか。
化粧品と医薬部外品にはどんな違いがあるのか徹底追求してみましょう。

化粧品と医薬部外品はなにが違うの?

医薬部外品という言葉は私たちの生活の中で普通に見聞きするものですが、その意味を正確に知っている方はあまり多くないかもしれません。この表示には医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(通称「薬機法」(旧薬事法))が深く関わっています。

薬機法とは

医薬品と化粧品はまったく違う品だということは、ほとんどの方は認識していると思います。
しかしその区別の仕方についてまでは、普段それほど意識していないと思われます。

医薬品、化粧品、そして医薬部外品の違いについては、薬機法によって明確に定義されています。
薬機法とは医薬品・医薬部外品・化粧品や医療機器などの品質や有効性、安全性を確保し、これらによる危害の発生や拡大を防ぐことなどを目的に定められている法律です。
(参照URL:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/dl/140825_0-1.pdf

化粧品と医薬部外品の法律上の違い

薬機法の定義では化粧品とは人の髪の毛や身体を清潔にして美化し、魅力を増し、容貌を変えて健やかに保つために使うもので、作用が緩和なものとされています。

これに対して医薬部外品は、一定の予防効果を厚生労働省によって認められたもので医薬品よりも作用は緩和なものです。薬用化粧品はこの医薬部外品に該当します。

化粧品と医薬部外品の効果の違いとは?

医薬部外品は医薬品に準ずるもので、特定の目的に対してアプローチできる有効成分が配合されていることを厚生労働省に認められています。
ここが化粧品とは違う点で、医薬部外品は主に予防を目的とし、化粧品は美化や清潔を目的に使用するものと考えるとわかりやすいでしょう。

石けんの効果や効能の違い

化粧品に分類される石けんの働きは皮膚を清浄にすることですが、医薬部外品の薬用石けんはそれに加えて皮膚の殺菌や消毒などの効果が期待できます。

化粧水や乳液などの効果や効能の違い

スキンケア用の基礎化粧品は、肌をひきしめたりきめを整えたり、肌をやわらげるなどを目的に使用しますが、医薬部外品はこれらに加えてにきびの予防や日焼けによるしみ・そばかすを防ぐという美白効果などを謳うことができます。

ヘアケア用品の効果や効能の違い

シャンプーやトリートメントなどのヘアケア用化粧品は毛髪にハリやコシを与えたり、頭皮を清潔にしてフケやかゆみを抑えるという効果がありますが、医薬部外品には育毛やうす毛の改善、脱毛予防や発毛促進などの効能が期待できるものがあります。

ここで紹介したものの他にも、歯周病や虫歯予防のために使う歯磨きやマウスウォッシュなどのデンタルケア用品や入浴剤、制汗剤、衛生用品など色々な製品に薬用と表示された医薬部外品があります。

化粧品と医薬部外品は表示の違いで見分ける

薬用化粧品や薬用ハミガキ、薬用石けんなど一般化粧品と医薬部外品は同じ商品棚に陳列されていることが多いため、意識して見ないと違いがよくわからないこともあります。化粧品と医薬部外品ではパッケージに表示できる内容が違います。迷ったときは表示で見分けるとわかりやすくなります。

医薬部外品は薬用と明記されている場合が多い

一番わかりやすいのがこの表記です。化粧品にはこのような文言を使うことは認められないので、薬用とパッケージに書いてあればそれが目印になります。

有効成分の表示があるか

医薬部外品では有効成分を表示することが義務付けられています。厚生労働省によって認められている成分が、効果が期待できる濃度で配合されているということになります。表示に有効成分という表示があれば医薬部外品です。

全成分が表示されているか

化粧品には使用されている全成分を、配合量の多い順にパッケージや容器に表示するという義務があります。内容成分が多い順に書いてありますので、どんな成分が使われているのかが明確にわかります。反対に医薬部外品にはこの全成分表示ルールはありません。

化粧品と医薬部外品どちらを選べばいい?

化粧品にも医薬品にもそれぞれ一長一短がありどちらがより優れているというものではありません。これまで見てきたようにそれぞれの違いをよく見極めて、自分の目的により合ったほうを選ぶということが大切です。

医薬部外品には有効成分が配合されていますが、ある程度の効果が見込めるということは、それだけ化粧品に比べて副作用のリスクも大きくなるということです。自分の肌や体質に合わないものを使うと、思わぬ影響が出る可能性もあります。

化粧品にも優れた成分が入っているものや、使用感の良いものもありますので、医薬部外品だから安心できる、効果が高いと思い込むのではなく、自分なりの判断基準を持って選ぶようにすると良いでしょう。

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